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|-|-|-|2014/07/26 Sat.|
疑惑のアート
六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために(森美術館)

六本木クロッシング2010展 現代美術とかアートと称するものに接すると言葉に詰まる。素直におもしろがればいいのだろうけれど、古典重厚浪漫のありがたみが欲しいと思ってしまうのはなぜだろう。とくに目当てもなく訪れた「1970〜80年代生まれの若手を中心に、世代の異なるアーティストや在外/日系アーティストも含む29組の芸術的実践」「日本のアートシーンを総覧する3年に一度の展覧会シリーズ「六本木クロッシング」」でも、そんな微妙な気持ちを抱かさせられる部分がある。それでも、赤瀬川原平(1937-)や下道基行(1978-)などのお気に入りがみつけられる。前者のごぞんじ「櫻画報」の表明する姿勢は、今だからこそというタイミングで新鮮。後者では、掩体壕やトーチカなど戦争遺構の記録に惹きつけられる。
|覧る|comments(0)|trackbacks(0)|2013/10/12 Sat.|
少女漫画のご先祖さま
エル・グレコ展(東京都美術館,2013/01/19-2013/04/07)

『エル・グレコの世界』(新人物往来社,2012/09)そうか、エル・グレコ(1541-1614)は少女漫画のご先祖さまだったんだ。絵の中の人物の現実(見えるもの)と幻想(見えないもの)を同じ画面のなかに描くことが当時画期的だったらしいけれど、それって少女漫画のヒロインがあこがれの先輩を想いフキダシのなかでデートしている光景を妄想してキャッと赤面したりしている定番ではありませんか。ほかにも、やたら人物の足が長かったり、瞳に星とか、背景に花が飛んでいるとかもう少女漫画そのものです。これらの要素を全部乗せしたのが347×174cmの大作にして最高傑作「無原罪のお宿り」です。
|覧る|comments(0)|trackbacks(0)|2013/01/27 Sun.|
破格の人
ウメサオタダオ展-未来を探検する知の道具-(日本科学未来館,2011/12/21〜2012/02/20)

梅棹忠夫の「人類の未来」梅棹忠夫。その名前を聞いたことはあったけれど、ではどのくらい知っていたかといえば、小松左京一派のえらいひとで京大式カードとか大阪万博とかに関わった国立民族学博物館館長というくらいのもんでしたが、こ、これは幅広く奥深くおもしろい。重要なのは、中学時代から始めた山登り、そしてなんでも記録するひとだったということ。山登りをする→記録をつける→長じてカラフトや内モンゴルでの学術調査→克明に記録をつける→膨大な「フィールドノート」「スケッチ・写真」→ノートのままでは考えにくいのでカードにする→「ローマ字カード」にする→しかしカード化するのに時間がかかりすぎる→最初からノートではなくカードに書けばいいじゃん→あの京大式「手書きカード」→カードで入力し、出力は「こざね法」→記録すれば記憶しておかなくてすむ→記録をまとめて「一件ファイル」→カードのまた別の有効な使い道が「アドレスカード」でその数じつに20000件。かくして知的生産のための七つ道具が揃う。その整理魔、記録魔としてのインプットがあっての著作件数7000点というアウトプットにつながったのか。そのアウトプットのレンジがほんとうに広大。動物学、民族学、比較文明学、博物館学、展示学、未来学、万博、情報産業論、知的生産の技術、妻無用論、切手蒐集、大工仕事などなど。なぜ今まで『知的生産の技術』(1969)を読まなかったんだろう。小松左京や山根一眞らを経由して、その発想はある程度間接的に伝わってきているのだろうとは思うけれど。展示物がはなつ熱に圧倒されて会場を何周もしてしまいました。破格でした。梅棹忠夫meetsスマートフォンとか想像するとまた楽しい。
|覧る|comments(0)|trackbacks(0)|2012/01/21 Sat.|
文字と空間
20世紀のポスター[タイポグラフィ](東京都庭園美術館,2011/01/29〜03/27)

原弘『デザインの世紀』
本展ではこのタイポグラフィに焦点を当て、20世紀を代表するポスター作品約110点をご紹介します。[公式サイト]
いろいろな文字がある。文字好きとしてはとても楽しい時間が過ごせるのだけれど、20世紀を系統的に概括するには薄い(なにを偉そうに>おれ)印象も。たとえば1940〜50年代を深掘りするとか。もっと展示された朝香宮邸という空間の力が強すぎるのかもしれない。それとも、その前の寄り道「寺門ジモン厳選!ウマすぎグルメ大集合」(東急百貨店東横店)で食べすぎたのが脳の働きを邪魔したか。
|覧る|comments(0)|trackbacks(0)|2011/03/27 Sun.|
秋の日のタイ料理と日本画
日本美術院の画家たち―横山大観から平山郁夫まで―(山種美術館,2010/11/13〜12/26)

前田青邨『紅白梅』移転後はじめて、ということは相当ひさしぶりに「メーヤウ」(信濃町)に出かけ、カレー大辛+小ソバとカオ・カー・ムー(豚足煮込飯)+スープをシェアして食べたのだが、変わらぬタイの味がしあわせ。
神宮外苑いちょう祭り2010を散策。いちょう並木はまだ色づきはじめたばかりだけど、黄から緑へのグラデーションもまた妙味あり。
それから初めて訪れる山種美術館移転・開館して1年の新しさがほどよく落ち着いていて、ゆったりとした気持ちで絵を眺める。紅梅白梅がだまし絵めいた構図でからむ前田青邨「紅白梅」、ぽっかりとあたたかな雰囲気の吉田善彦「尾瀬三趣」、視点を変えると黒猫が現れたり消えたりする屏風絵ならではの趣きが楽しい速水御舟「翠苔緑芝」が好きです。
|覧る|comments(0)|trackbacks(0)|2010/11/13 Sat.|
手驚足喜
河井寛次郎―生誕120年記念展―(日本民藝館,2010/09/14〜11/23)

河井寛次郎の宇宙駒場東大駅前のル・ルソールでバジルチキン/セミドライトマトとパストラミビーフ/にんじんマリネのサンドイッチを買い込んで、駒場祭に向けて練習に励む歌声などを聴きながら東大駒場キャンパスの園地でランチ。
それから、満腹満足で初めて訪れた日本民藝館は、そのなんとも渋い構えがいいではないですか。穂村弘は日本旅館のようと言っておりますが、それも当たっている。「民藝館は単なる陳列場ではない」[初代館長柳宗悦「日本民藝館案内」]ということからか、河井寛次郎展といっても出品リストもとくになく、他のさまざまな工芸品とともに館の佇まいを構成しているところがおもむきあり。すてきな空間でした。
|覧る|comments(0)|trackbacks(0)|2010/11/03 Wed.|
多才多彩
和田誠の仕事(たばこと塩の博物館,2010/09/11〜2010/11/07)

Black & White in Wadaland―和田誠モノクローム作品集和田誠がパッケージデザインしたたばこ「ハイライト」発売50年を記念しての個展。広大な和田誠ワールドをすべてカバーできるわけもないのだが、そのエッセンスをセンスよく切り取ってみせるのは本人のよきサービス精神からの協力があってこそのものでしょう。ときどき和田誠自身によるギャラリートークもしばしばあるとかでそれはすごくうらやましい。
「和田誠とたばこ」という切り口からハイライト試作デザインやピースの広告(セルフリメイクによる新作25点もあり)、「映画の中のたばこ」というテーマでこの夏に仕上げたというキャンバス/アクリルの新作が12点、30年以上手掛けてきている〈週刊文春〉カヴァー・イラストレーションからたばこに縁のあるものを。そのほかにさまざまなポスター、マーク・ロゴ、LPジャケット、絵本、装丁。いつまでもいられる心地よい空間でした。
|覧る|comments(0)|trackbacks(0)|2010/10/23 Sat.|
畸人0011
暁斎一門の描く妖しき世界―幽霊図・妖怪画―(河鍋暁斎記念美術館,2010/09/01〜10/25)

河野博幸/河鍋楠美『反骨の画家河鍋暁斎』 勢いでもうひとりの畸人の名を冠した個人美術館も訪ねる。さすがは暁斎、こじんまりとした展示なのにもう十分に「1人でも驚愕の不協和音」なのだから恐れいる。下絵で十二分にこわい幽霊、骸骨なのに笑っている表情が伝わってくる筆さばき。このひとの世界はどれだけ豊穣なのやら。
|覧る|comments(0)|trackbacks(0)|2010/10/11 Mon.|
10人の畸人たち
諸国畸人伝(板橋区立美術館,2010/09/04〜10/11)

〈目の眼〉2010/11
江戸時代には文化が全国に広まり、各地の絵画界にも個性的な画家たちが出てきました。茨城の林十江、大坂の中村芳中、土佐の絵金、京都の曾我蕭白など、多才な画家たちが独自の画風を示しました。彼らの絵は畸人(きじん)と呼ぶにふさわしい奇抜な表現と斬新な視覚によって描かれています。各地を代表する畸人を10人程選んで代表作を一堂に並べ、江戸時代絵画の面白さを味わっていただきます。[展覧会案内]
ということで、ラインナップは次のとおり。
  • 菅井梅関(陸奥、すがい・ばいかん)
  • 林十江(常陸、はやし・じっこう)
  • 曾我蕭白(京、そが・しょうはく)
  • 佐竹蓬平(信濃、さたけ・ほうへい)
  • 加藤信清(江戸、かとう・のぶきよ)
  • 狩野一信(江戸、かのう・かずのぶ)
  • 白隠(駿河、はくいん)
  • 絵金(土佐、えきん)
  • 祇園井特(京、ぎおん・せいとく)
  • 中村芳中(大阪、なかむら・ほうちゅう)
いやはやただただひたすら。不気味あり、脱力あり、ぬらぬらべとべと、ずれていて、いびつで、遠くへ行ったままだったり、すべて経文で描かれた驚異の法華観音図もあるし、尋常でないおもしろさが押し寄せる。まさに「絵師10人、驚愕の不協和音[キャッチコピー]」。なかでも、ふわふわとした佐竹蓬平、へなへなとした白隠が気に入りましたよ。
|覧る|comments(0)|trackbacks(7)|2010/10/11 Mon.|
ドガを度外視
ドガ展(横浜美術館,2010/09/18〜12/31)

日曜美術館」(NHK教育,0900〜)の紹介を視て、そうだ、横浜へ行こう。横浜到着後まずは腹ごしらえということでひさしぶりに勝烈庵の勝烈定食を食べたのだけれどサクッ、ジュワ〜、やはり美味しいなあ。
さて、ドガ展へ。エドガー・ドガは踊り子ばかりを描いていた画家ではないのですが、一覧してみればどうしても踊り子の動きの瞬間を捉えたいくつかの作品の印象が圧倒的。なかでも「傑作として名高い「エトワール」」には吸いこまれる。この作品では「舞台袖に、出番を控える踊り子に混じって、黒い背広姿の紳士が立っています。明らかにダンサーとは異なる立ち姿の謎の紳士」が注目されているけれど、その背後にいる出番を待つ踊り子が妙に幅広いことに今回、気付きました。気になります。
|覧る|comments(0)|trackbacks(0)|2010/10/10 Sun.|
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