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|-|-|-|2014/07/26 Sat.|
仮面がいっぱい
綾辻行人奇面館の殺人』(講談社・ノベルズ,2012/01) 懐かしくも新しい―これぞ綾辻・館ミステリの神髄!![帯] 奇才の建築家・中村青司が日本各地に建てたでかくてからくりのあるお屋敷にひとが集められ殺人があるあの〈館〉シリーズ全10作予定の9作目。あの衝撃の『十角館の殺人』(1987)から四半世紀が経ちましたが、小説内時間はまだ1993年で携帯電話もまだほとんど普及していません。
さて、今回もいささか人格に難はあるものの財産はがっちり相続している館の主人が登場します。主人は〈もう一人の自分〉探しに熱中しており、1泊2日謝礼200万円で6人の候補を奇面館に集めます。ただし表情恐怖症なので、本人も客も執事も秘書もメイドも仮面をつけることを求めます。そして、館は季節外れの雪に閉ざされこれはもうなにか起こらないわけがないと思っていたところに、主人の部屋で凄惨な死体が発見される。客は寝ている間に仮面に鍵がかけられていて、これでは誰が誰だかわからない。たまたま客のなかにまぎれこんでいた名探偵・鹿谷門美が仮面をかぶったまま息苦しくも推理をはじめる。強引な設定のなかで、論理を通し、幻想の余韻を引く思わせぶりたっぷりの文体は健在で懐かしく楽しみました。
ちなみに〈館〉シリーズのなかでも好きなのは、やはり最初の『十角館』のあの記述、そして『時計館』のあのずれなのです。
|読む―ミステリ|comments(0)|trackbacks(1)|2012/07/01 Sun.|
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このミスのわらべ歌
『このミステリーがすごい! 2013年版』(宝島社,2010/12) さて、2012年(2011/11〜2012/10)の国内編ベスト20位までのうち既読は以下のとおり。 綾辻行人『奇面館の殺人』 宮内悠介『盤上の夜』 伊藤計劃/円城塔『屍者の帝国』 幡大介『猫間地獄のわらべ歌』
| 更・ぅれしぃがらし日記 | 2013/01/14 11:40 AM |