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|-|-|-|2014/07/26 Sat.|
バカミスへGO!! 江戸時代はメタミステリ
幡大介『猫間地獄のわらべ歌』(講談社・文庫,2012/07)

お江戸で、密室。館ものに、見立て殺人。驚天動地の王道推理!ミステリファンもご注目を!時代小説の暴れん坊・幡大介、講談社文庫に初登場。[帯] 文庫書下ろし時代小説はまったくチェックしていなかったのだけれど、『このミステリーがすごい! 2013年版』で2010年(2009/11〜2010/10)の国内編ベスト13位にランクインして「今年の超目玉商品である空前絶後のバカ時代ミステリー」と言われたら読まねばなるまい。で、巻末の解説(細谷正充)をチェックすると、1968年生、2008年デビュー、筒井康隆『富豪刑事』にインスパイアされたであろう「大富豪同心」シリーズも書いているというから期待に胸膨らむ。
まず、猫間藩江戸下屋敷奥御殿書物蔵で切腹したとしかみえない遺体が発見される。屋敷内で自害があったとはいえないから密室殺人として解明せよという無茶振り命令。これだけでも相当なのだが、他方、猫間藩の国許ではわらべ歌に見立てる首なし連続殺人事件が発生。さらに隅田川に浮かぶ屋形(館!)船で発生した殺人の謎も解明する破目に。詰めこむだけ詰めこんで、さらにさらに「密室……などと言う言葉は、この時代には、なかったのいではないかと推察いたしまするが[p.35]」「名付けて『ジャンル跨がりトリック』とはこのことだ![p.258]」「いきなり始まったメタ展開に焦る俺だが[p.371]」のメタメタ展開まで。謎はすべて解かれ、3つの事件に共通する背景が明らかになり、そして、最後の最後まで仕掛けを凝らしてくるやり過ぎ感がステキ。
|読む―ミステリ|comments(0)|trackbacks(1)|2013/01/13 Sun.|
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このミスのわらべ歌
『このミステリーがすごい! 2013年版』(宝島社,2010/12) さて、2012年(2011/11〜2012/10)の国内編ベスト20位までのうち既読は以下のとおり。 綾辻行人『奇面館の殺人』 宮内悠介『盤上の夜』 伊藤計劃/円城塔『屍者の帝国』 幡大介『猫間地獄のわらべ歌』
| 更・ぅれしぃがらし日記 | 2013/01/14 11:40 AM |