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|-|-|-|2014/07/26 Sat.|
最後の将軍と藤娘と大決闘
五月花形歌舞伎夜の部(明治座,2013/05/03-2013/05/27)

『染五郎の超訳的歌舞伎』
    演目
    • 将軍江戸を去る
        徳川慶喜 市川染五郎
        山岡鉄太郎 中村勘九郎
        間宮金八郎 中村亀鶴
        土肥庄次郎 大谷廣太郎
        吉崎角之助 坂東薪車
        天野八郎 市川男女蔵
        高橋伊勢守 片岡愛之助
    • 藤娘
        藤の精 中村七之助
    • 鯉つかみ
      片岡愛之助宙乗りならびに本水にて立廻り相勤め申し候
        滝窓志賀之助実は鯉の精 片岡愛之助
        滝窓志賀之助実は清若丸 片岡愛之助
        釣家息女小桜姫 中村壱太郎
        家老篠村次郎公光 坂東薪車
        篠村妻呉竹 上村吉弥

    ジャンルはジャンルについての教養を要求する。SFもミステリも落語も歌舞伎もそうだ。前回のあれに比べてとか先代の誰某は良かったとか様式だテーマだ御約束だ小ネタだとジャンルの歴史を踏まえるとが求められる。というかそういうネタを知っているとなお深く楽しむことができる。ひさしぶりに歌舞伎に足を運び、浅いなりに大いに楽しみました。
    「将軍江戸を去る」では、江戸城明け渡しの前日にやっぱり開城はやめようかなと考える徳川慶喜を山岡鉄太郎が説得する。二階席から観ていたのだが書き割りの奥行きがあって映える舞台だ。身分もわきまえず将軍に談判する勘九郎が一生懸命なことはよくわかる。うじうじしていた最後の将軍が徐々にその気になり、翌朝、江戸を出立する千住大橋では朗々と日本の未来を語って納得させるのが染五郎のオーラ。「藤娘」で思い出すのが『野球狂の詩』の国立玉一郎(スラッガー藤娘)というところでお里がしれてしまうわけですが、七之助の華を感じる。藤と鯉は五月のものという趣向で迎えた「鯉つかみ」では名刀龍心丸は盗まれたのではなかったのかとかいくつか疑問はあれど、愛之助の宙乗りも早替りもの活躍で押し切られるのが心地よい。クライマックスは舞台中央に据えられた大プールで『南海の大決闘』もかくやの化け物鯉との戦い。最前列の観客にビニールシートが渡されての大スペクタクルを堪能しました。
|観る|comments(0)|trackbacks(0)|2013/05/20 Mon.|
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