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|-|-|-|2014/07/26 Sat.|
ひねっているけどひねてはいないミステリ
伊坂幸太郎『チルドレン』(講談社,2004/05)

まっとうさの「力」は、まだ有効かもしれない。信じること、優しいこと、怒ること。それが報いられた瞬間の輝き。ばかばかしくて恰好よい、ファニーな「五つの奇跡」の物語。(帯)
目次
バンク
チルドレン
レトリーバー
チルドレンII
イン
独特の屁理屈でひとを煙に巻き、捻くれた言動で図星を突き、世の中の面倒なことを勝手に跳び越してしまう傍若無人男・陣内の、学生時代や家裁調査官となってからのエピソードが、さまざまな語り手により自由自在に綴られる連作短篇。陣内が毎回主役をはるというわけではないのだが、その存在はいつも心に引っかかる愛すべきキャラクターである。陣内に振り回されるワトソンのような役回りの鴨居が語るのは学生時代に遭遇した銀行強盗の顛末(バンク)、その銀行強盗の事件で知り合った盲目の賢者とでもいうべき趣きのある永瀬は陣内にとって決定的な瞬間を目撃し(イン)、永瀬のガールフレンド優子は学生時代の陣内の失恋などのエピソードをなつかしく回想し(レトリーバー)、陣内の後輩家裁調査官である武藤はややこしい先輩を困惑しながら敬慕する(チルドレン、チルドレンII)。
各篇がそれぞれミステリとしての佳品でありながら(なかでも「バンク」のトリックが好みである)、連作化の際にさらにツイストをきかせて連関して心温まる真相に収束させる巧みな構成がこれまた憎らしいくらい素晴らしい。
|読む―ミステリ|comments(0)|trackbacks(2)|2004/07/06 Tue.|
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