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|-|-|-|2014/07/26 Sat.|
明日の女王
コニー・ウィリス/大森望編訳『最後のウィネベーゴ』(河出書房新社,2006/12)

読後に深い余韻を残す表題作から抱腹絶倒コメディまで、アメリカSF界の女王ウィリスのベスト・オブ・ザ・ベスト4本を厳選する傑作集。[帯]
    収録作品
  • 女王様でも
  • タイムアウト
  • スパイス・ポグロム
  • 最後のウィネベーゴ
    編訳者あとがき
著者コニー・ウィリスは、押しも押されもしない現代SF界の大スター。ル・グィン、ティプトリー以降、アメリカでもっとも重要な女性SF作家だといってもいいかもしれない。本格的に執筆活動を開始した八〇年代以降はSF界の各賞を総ナメ。九〇年代アメリカSFの女王の名をほしいままにしている。[『ドゥームズデイ・ブック』訳者あとがき/大森望]
と言われて何篇か手をつけてみてもどうもピンとこず読みきれず、このまま女王とは縁のない一生を送るのかと悲嘆に暮れていた昨今であったが、なんだこれはおもしろいぞ。一気に読みきってしまいました。大仕掛けなSFネタを投入しておきながら主婦目線、でも語り口は巧妙で凝っているというウィリスの癖。どうも今までうまく合わせることができなかったみたいなのだが、そこを今回はすっと入ってしまった。
前半2篇は、ピリオド・ピースに中年の危機(ミッドライフ・クライシス)テーマ、ともにと肉体の悲哀を描きながらからりと笑い飛ばしてみせる。いちばんボリュームのある「スパイス・プログラム」は、ウィリスが大ファンだというスクリューボール・コメディのしあわせに満ちている。ラストに置かれた表題作はミステリとしての構造も持ちながら、いつか消えていくものたちへの追悼の歌であり、新しいテクノロジーがもたらす思いがけない発見に対する賛辞でもある、滋味あふれる作品。うまいわ。
|読む―SF|comments(0)|trackbacks(1)|2007/03/16 Fri.|
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「最後のウィネベーゴ」コニー・ウィリス
しんみり読めたなあ。 ラストに向かってお話が収束していく感じがぞくっとする。 女
| 月の裏側 @星の天幕 blog版 | 2007/04/11 12:34 PM |