CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>
CATEGORIES
ARCHIVES
Amazon Bargains
MOBILE
qrcode
<< バックトスは絶妙に | main | ずっとSFが好きだった >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

|-|-|-|2014/07/26 Sat.|
阿呆の血がしからしむ
森見登美彦有頂天家族』(幻冬舎,2007/09)

偉大なる父、優しい母、かけがえのない兄と弟。こんなファミリーがまだ日本にあった。―でも、これ、全部「狸」の話[帯]傑作。説明する言葉を探すのももどかしく手っ取り早く作者自身の言葉を引く。
毛深い狸たち、京都上空を飛行する天狗たち、天狗を足蹴にする半天狗、狸を食べてしまう人間たち、彼らがそれぞれ暴れ回る。
登美彦氏史上、もっとも毛深く、もっとも大風呂敷を広げた大活劇。[この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ,2007/09/20]
そのとおり。さすがに作者だけあってよくまとめておられる。そんな素敵な大河小説なのである。狸なんだけど。
「ああ、どうしよう矢三郎。我が一族の頭領、兄さんの絶体絶命の危機だというのに、俺はなんだか妙に面白くてしょうがないよ。ふざけたことだなあ」
「かまわん、走れ兄さん。これも阿呆の血のしからしむところだ」
私は言った。「面白きことは良きことなり!」[p.312]
この阿呆の血のしからしむ兄弟の会話に涙させられるのだから、やはり傑作と呼ぶしかあるまい。
|読む―SF|comments(0)|trackbacks(1)|2008/02/09 Sat.|
スポンサーサイト
|-|-|-|2014/07/26 Sat.|
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://igarashi.jugem.cc/trackback/525
トラックバック
宵山の日の冒険
森見登見彦『聖なる怠け者の冒険』(朝日新聞社,2013/05) 宵山の一日、筋金入りの怠け者を誇る小和田君がはからずも迷いこんでしまう大冒険。ぽんぽこ仮面は狸のお面をつけた怪人いやいや正義の味方。浦本探偵はだらしなくハードボイルドを気取るだらしない探
| 更・ぅれしぃがらし日記 | 2013/09/16 5:12 PM |