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|-|-|-|2014/07/26 Sat.|
大阪で生まれた物語やさかい
万城目学プリンセス・トヨトミ』(文藝春秋,2009/03)

はっきりいって、万城目学の最高傑作でしょう。ちょっとうなってしまった。―金原瑞人[帯]鴨川ホルモー』ではオニ、『鹿男あをによし』では喋る鹿、と人外の存在を書いてきた万城目学の第3長篇では、なんと会計検査院が登場する。人外でこそないが三権分立の外にある存在に目をつけたという着想はおもしろい。しかし、会計検査院だからこそ醸されるはずのおもしろさにまでは残念ながら至らずか。いや、優秀な日本国公務員が謎の大阪国の存在に迫る伝奇小説として十分おもしろいのです。歴史の隙間にピタピタと嵌めこんでいく技巧とか、徳川に反発する大阪町人気質とか、男はなんであんなにアホなことに夢中になるんやろとか、♪またひとつ女の方が偉く思えてきた〜とか、ほんとうまいこと語ってみせるもんです。大阪で育ったひとが羨ましくなります。大阪城天守閣の復元工事にも携わった大阪京橋に旧本店があった建設会社[pp.249-250]のひとの感想も聴いてみたい。
|読む―SF|comments(1)|trackbacks(5)|2009/05/09 Sat.|
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コメント
こんにちは、YO-SHIといいます。読書ブログやってます。

この本を読んだところです。
私は、大阪ではない関西圏で22歳まで暮らした関西人です。
近いだけにかえって、大阪の人がうらやましく思いました。
もしかしたら、ホントにこんな秘密があるかもしれないし。
 
| YO-SHI | 2009/05/12 12:41 PM |
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