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|-|-|-|2014/07/26 Sat.|
未来都市と日常
西島大介All those moments will be lost in time』(早川書房,2013/10)

西島大介●漫画家10周年●ありがとう!![帯] 東日本大震災のあと、東京から広島へ移住した西島大介の日常を綴る。高台から見下ろした広島市街は『ブレードランナー』の未来都市にみえたという。この複雑怪奇な時代に多くのひとは絶対正しいと言い切れる選択肢を持っていないが、そんな感覚がそのまま「SFエッセイコミック」に表れていた。そして、ひとは日々の暮らしをおくる。
ハヤカワSFシリーズ〈Jコレクション〉。
|読む―SF|comments(0)|trackbacks(0)|2014/02/28 Fri.|
伝道の書を収める本棚
(TT)戸田プロダクション『清く正しい本棚の作り方』(スタジオタッククリエイティブ,2009/11)

家具屋の本棚はロクなものではない![帯] 「真に理想的な本棚」の「自作」を伝道するウェブサイトの書籍化。合理的で実用的で情熱的なすばらしい内容。いまはちょっと手をつけられないけれど、いつか必ず私も作るよ。
|読む|comments(0)|trackbacks(0)|2014/02/19 Wed.|
アラフォーじゃない男子の納得
常見陽平/おおたとしまさ編著『アラフォー男子の憂鬱』(日本経済新聞社,2013/12)

団塊ジュニアかつロスジェネの4人が、世代の過去と未来を語る。[帯]
    収録内容
      はじめに/常見陽平
    • 第1章 僕たちはなぜガンダムが好きなのか/速水健朗(1973生)
    • 第2章 バンドブームと僕たちのキャリア/常見陽平(1974生)
    • 第3章 アラフォー世代は「後追いブーム」世代である―アラフォー男子の憂鬱な座談会Part1
    • 第4章 デジタルネイティブの憂鬱/赤木智弘(1975生)
    • 第5章 初代「ゆとり世代」としてのアラフォー/おおたとしまさ(1973生)
    • 第6章 社会の実験台であり続けた、端境期の僕たち―アラフォー男子の憂鬱な座談会Part2
      おわりに/おおたとしまさ

必ずしもアラフォー男子に固有なものでもないだろうけれど、Jポップやガンダムを典型例として「2度も3度もくり返しくり返し同じものを消費させられ続けている[p.43]」層を発見した速水健朗の論考が抜群におもしろい。座談会でも「ドリカムは、車でデートするような地方の感覚なんですよ[p.98]」「ブルーハーツがメジャーになれたのは、パンクなのに現状肯定をしたからってことなんだろうね[p.103]」「もう広く浅くすくうっているマーケティング戦略が成り立たないんですよね。とれるところから徹底してとるという戦略になっている[p.228]」など鋭いコメント多数。
|読む|comments(0)|trackbacks(0)|2014/02/17 Mon.|
日本の黒い雪
若杉洌原発ホワイトアウト』(講談社,2013/09)

「原発はまた、必ず爆発する!」[帯]」 参議院選挙で保守党が圧勝した日、経済産業省資源エネルギー庁や業界団体は、原発再稼働・発送電一貫体制維持のために動き出す。そこに立ち塞がるのは、原発に反対する福島出身の元女子アナウンサー、原子力規制庁の拗ねた若手補佐、正論を吐く県知事。総理も検事総長も古賀茂明も出てきます。そして原発が再稼働した雪の夜になにかが起きる。松本清張や山崎豊子の時代から変わらないようにみえるいかにもな日本の組織、顔の見えない「モンスターシステム」暴走に慄く現未来小説。
|読む―SF|comments(0)|trackbacks(0)|2014/02/14 Fri.|
タモリ話
樋口毅宏タモリ論』(新潮社・新書,2013/07)

異能の小説家が、サングラスの奥に隠された狂気と神髄に迫る、革命的芸人論[帯]
    収録内容
      はじめに
    • 第1章 僕のタモリブレイク
    • 第2章 わが追憶の「笑っていいとも!」
    • 第3章 偉大なる“盗人”ビートたけし
    • 第4章 明石家さんまこそ真の「絶望大王」である
    • 第5章 聖地巡礼
    • 第6章 フジテレビの落日、「いいとも!」の終焉
      おわりに

タモリを「絶望大王」と看破したのが見事。しかし、みられることを仕事とする者は多かれ少なかれ絶望というか、自分を突き放し、自分に醒めているのではないのだろうか。みられる自分の志向とみる客の志向が一致するしあわせな、あるいは脳天気な者なんているのかな。いるとすれば、それはもう一種の宗教家では。しかし、そう言われてみると「四半世紀、お昼の生放送の司会を務めて気が狂わない[p.9]」ほどにその絶望は深そうだ。それに対して、たけしは師匠の深見千三郎をはじめ敬愛する者にインスパイアされ、マネしてきた存在であるという。なるほど、たけしにはワガママにみえるダイナミズムがある。そして、さんまは、弟を火事で亡くした「リアル絶望大王」なのだという。みられることを仕事とする者のリアルを追求することはまた別の話のはずだが、でもその語り口についつい引き込まれて頷いてしまう。「論」というほど論理的ではないが、その「話」はおもしろい。
|読む|comments(0)|trackbacks(0)|2014/01/13 Mon.|
話が通じる二人
三谷幸喜/松野大介『三谷幸喜 創作を語る』(講談社,2013/11)

「新しいこと」「おもしろいこと」ばかり考える希代のクリエーターの頭の中身/『古畑任三郎』から最新作『清須会議』まで制作の舞台裏を語る[帯]
    収録内容
      はじめに/三谷幸喜
      もうひとつの「はじめに」/松野大介
    1. やっぱり猫が好き(1988-1990年)
    2. 振り返れば奴がいる(1993年)
    3. 12人の優しい日本人(1990年)
    4. 古畑任三郎シリーズ(1994-2006年)
    5. 王様のレストラン(1995年)
    6. 総理と呼ばないで(1997年)
    7. 今夜、宇宙の片隅で(1998年)
    8. 合い言葉は勇気(2000年)
    9. ラヂオの時間(1997年)
    10. みんなのいえ(2001年)
    11. HR(2002-2003年)
    12. 新選組!(2004年)
    13. 2000年代からの芝居について
    14. わが家の歴史(2010年)
    15. THE 有頂天ホテル(2006年)
    16. ザ・マジックアワー(2008年)
    17. ステキな金縛り(2011年)
    18. 新・三銃士(2009-2010年)&其礼成心中(2012年)
    19. 清須会議(2013年)
    20. 大空港2013(2013年)
      おわりに/松野大介

振り返らないタイプの三谷幸喜が、リラックスして話せる松野大介をインタビュアーに得て16年ぶりに自作を振り返る。マイ・フェバリット三谷幸喜は『王様のレストラン』なのだけれど「今振り返れば、あんな風に楽しく思えたのは『王様のレストラン』だけでした(笑)[p.83]」というしあわせな作品だったらしい。それはよかった。続く『竜馬におまかせ!』(NTV,1996)については「スタッフを悪く言いたくないんですけど[p.85]」と触れたくないらしい。当時、あらすじのおもしろさと粗雑な仕上がりのギャップが不思議だったのだけれど、そういうことがあったのかと三谷贔屓としては納得。創作法について語る際に、しばしば理数系と自称するのが興味深い。
|読む|comments(0)|trackbacks(0)|2014/01/12 Sun.|
日本橋につながる謎
東野圭吾『祈りの幕が下りる時』(講談社,2013/9)

悲劇なんかじゃない/これがわたしの人生[帯]彦根在住の女性の死体が、なんの関係もない小菅の木造アパートで発見された。その部屋の住人はなんの痕跡も残さず消えていた。彦根での聞き込みからつながっていく細い線を辿るうちに、ある父娘の壮絶な過去が浮かびあがる。みんな世の中が悪いからなのか。生きていくために手を染めた犯罪。娘の前から姿を消した父の決意。選んだ道を進む娘の覚悟。巻き込まれた被害者の無念。それから、加賀恭一郎を置いて出奔した母の謎と、加賀が日本橋勤務に拘泥した理由も明らかになるのが、(たいして読んではいないけれど)シリーズ読者にはうれしい。
このミステリーがすごい!2014年版国内編10位。
週刊文春ミステリーベスト10 2013年国内編2位。
|読む―ミステリ|comments(0)|trackbacks(0)|2014/01/10 Fri.|
ありがとう、あまちゃん
第64回NHK紅白歌合戦』(NHK,1915-2345)

CD「あまちゃん 歌のアルバム」 4月から9月まで連続テレビ小説『あまちゃん』にどっぷりはまっていた者にはなんともうれしい紅白歌合戦でした。オープニングテーマから大友良英のテーマで始まりが天野アキも登場。いいなあ。
第1部のなかばでステージにあがった天野アキが北三陸に呼び掛けると、北三陸駅前から副駅長の吉田くんが〈LIVE!〉で登場。へえ、生中継なのか。吉田くんが人混みを抜けて駅舎内のスナック梨明日に入るとそこはいつもの面々の忘年会。大吉さんが「年越しゴーストバスターズ」を歌おうとするのを押しのけて、騒音ババアが「ヨイトマケ」を歌いだす。「ストーブさんどいて」と言われたヒロシがしりぞくとそこにはユイちゃんも。そこでいったん止めが入り、後半への期待が高まる。
第2部では、審査員の宮藤官九郎へのフリからはじまる。GMTスペシャルユニットfeat.アメ横女学園「暦の上ではディセンバー」のあと、アキが「ユイちゃん、こっち来て一緒に歌うべえ」と呼びかけると、ふたたび〈LIVE!〉に。梨明日の面々がいつものようにぐだぐだしているなかから、衣装替えしたユイが「アキちゃん、すぐ行くから待ってて」。第157回「おら、紅白でるど」というタイトルから、鉄拳のアニメーションで北鉄からタクシーへ乗り継いで空をとびNHKホールへ。あれは北三陸からではなくて近くのスタジオでの〈LIVE!〉だったのかと驚いている間もなく、ついにユイちゃんが東京に来たよ。そして、潮騒のメモリーズの歌う「潮騒のメモリー」。あのふたりが紅白で歌っている姿をみて、今はどこにいるのか水口もきっと喜んでいることだろう。純喫茶アイドルのマスターが感動しているのは容易に想像がつく。1番を歌い終えて、アキが「2番は大好きなおらのママが歌います」と告げると、なんと天野春子登場。小泉今日子ではなく春子として歌う「潮騒のメモリー」は絶品。2番を打った春子が手を差し伸べると、今度はセリから鈴鹿ひろ美が振袖で登場。♪三代前からマーメイド〜と歌ってくれるではないか。素晴らしすぎる。そして梨明日のメンバーや入口で止められていた正宗もみんなが舞台に揃い「地元に帰ろう」を披露。そこまで来るとちょっと予定調和だなと思った最後の最後に、春子が客席を「ヒビキィ」と指差すオチ。ほんとよかったよ。「ドラマをずっとみさせていただいたんで」とひとり興奮する松本潤の好感度もアップしました。
|視る|comments(0)|trackbacks(0)|2013/12/31 Tue.|
大瀧詠一逝去
CD「大瀧詠一作品集 1980-1985」 2013年12月30日、解離性動脈りゅうのため逝去。65歳。
昭和40年代に細野晴臣さんらとバンド「はっぴいえんど」を結成し、日本のロックミュージックの先駆けとして大きな影響を与えました。
昭和48年の解散後も、山下達郎さんや大貫妙子さんが所属していたバンド「シュガーベイブ」をプロデュースして話題を集めました。
また、昭和56年に発表した大滝さんのアルバム「A LONG VACATION」や「EACH TIME」などは、洗練されたメロディーが当時の若者文化や風俗を象徴する大ヒットとなりました。
大滝さんは、ほかにも松田聖子さんの「風立ちぬ」や、小林旭さんの「熱き心に」、それに森進一さんの「冬のリヴィエラ」などの作曲で知られたほか、CMソングを多数手がけたり、平成9年には13年ぶりのオリジナル曲、「幸せな結末」を発表するなど活躍を続けました。[NHK,2013/12/31/1707]
たとえば多羅尾伴内の名で編曲を手掛けるのはなぜなのかなど疑問もたくさんあるのだけれど、その存在が大きすぎてとても捉えきれない。でも、あの時代のしあわせな感覚のある部分はたしかに大滝詠一に由来していました。ふと気がつくと脳の片隅で
A面で恋をして ウィンクのマシンガンで
ぼくの胸 打ちぬいてよ
A面で微笑んで ドーナツ盤の上で
クルクルと踊るよ ジルバ…
(歌:ナイアガラトライアングル,詞:松本隆,曲:大滝詠一「A面で恋をして」,1981)
夢でもし逢えたら 素敵なことね
あなたに逢えるまで 眠り続けたい…
(歌:吉田美奈子,詞/曲:大滝詠一「夢で逢えたら」,1976)
と今も流れているのです。 好きなものはっきりと示せる力があって、ユーモアのセンスが抜群で、声を張りあげるようなカッコわるいことは決してしないけれど、その声を届けるべきひとのところにきちんと届けるそんなミュージシャンに対して謹んで哀悼の意を表します。
|悼む|comments(0)|trackbacks(0)|2013/12/31 Tue.|
そんなの空想地図
今和泉隆行みんなの空想地図』(白水社,2013/10)

ありえないほどリアルな、空想都市へ行こう。[カバー] こどもの頃、架空鉄道や架空地図を作って遊んだことがあるひとってどのくらいいるのだろう。西武池袋線沿線で育ったぼくは、最寄駅に急行が止まらないのが不満で自分用の空想急行を走らせたことから始まって、あらたに空想ニュータウンへと続く空想新線を敷設し、空想路線図を描き、空想球団(まだ西武ライオンズはなかった)を立ち上げ、空想リーグでの試合結果を報道する空想新聞の発行くらいまではやりました。J・R・R・トールキンや水島新司のような壮大な世界創造者も、最初は同じようにチラシの裏になにかしら書きつけるところから始めたのではないかしらん。そこで本書の著者です。こどもの頃から「ただただそれらしい路線図や都市地図を描いてみたかった[p.11]」そうです。そして、地図は成長し、小学校では友人を巻き込み、中学校ではA4を繋ぎあわせたものから模造紙へと拡張、高校ではIllustratorを導入、大学では空想地図から離れてリアル地方都市まわりにウェイトを移したこともあったけれど。『タモリ倶楽部』の「地図マニアの最終形ひとり国土地理院集合」(2013/06/18、残念ながら未見)にも出演し、空想地図は人口150万人を超える政令指定都市を中心に拡大中。そんな著者によるこのビジュアルも美しい本はなんなのだろう。地理エッセイ? 空想地図集成? 都市論考? デザインヲタク本? 素直なSF? 類のないモダンな奇書である。
|読む―SF|comments(0)|trackbacks(0)|2013/12/30 Mon.|
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