CALENDAR
S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>
CATEGORIES
ARCHIVES
Amazon Bargains
MOBILE
qrcode
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

|-|-|-|2014/07/26 Sat.|
星は歌う
星新一展(世田谷文学館,2010/04/29〜06/27)

真鍋博カバーイラストレーション『ようこそ地球さん』星新一の子供時代、星一や小金井良精ら家族の物語から繙き、下書きや生原稿や当時の掲載誌に、真鍋博や和田誠らによる挿画やブックデザイン、映像化作品、孤島漫画や根付のコレクション、エヌ氏の会や江坂遊に送った私信まで、コンパクトながら遊び心と敬意に満ちた展示。なかでも、小さな紙きれに細かい文字で書きとめた構想メモの数々に圧倒される。これが星新一の世界の原点なのかと目を凝らすのだが、独特の崩した書き文字を容易に読みとることができない。最相葉月おそるべし。
|覧る|comments(0)|trackbacks(1)|2010/06/26 Sat.|
伝えるためのグラフィックデザイン
福田繁雄のヴィジュアル・ジャンピング(ギンザ・グラフィック・ギャラリー,2010/03/04〜03/27)

Shigeo Fukuda Masterworks実際にポスターのサイズでみるとともかく惹きつけられる。目が離せない。作品そのものが目的となる立体作品と異なり、広告や主張を伝えるためのグラフィックデザイン。福田繁雄ならではの視覚トリックを駆使して、驚かせたり、笑いを誘い、惹きつける。至極愉快。
|覧る|comments(0)|trackbacks(0)|2010/03/26 Fri.|
文字の力
田中一光ポスター1953−1979(ギンザ・グラフィック・ギャラリー,2010/01/12〜02/25)

Tanaka Ikko: Graphic Master(1998)田中一光(1930-2002)の「1950年代から70年代に制作されたポスター作品150点を精選して展示」してあるが、すごく心地よいのだ。飽きることなくいつまでも覧てしまう。20世紀琳派ともいわれたこの人の手によるこのグラフィックデザインの強さの源泉は、やはり文字の力を知り尽くしているからこそのものだろう。
使う書体は明朝かゴシックに、すこし長体か平体をかけるくらいなのだが、その微妙なプロポーションがまずよいのだ。70年代後半には斜体を使っているものがあるのだけれど、それはいささか凡庸な感じも。日本語書体に安易(に使っているわけではないだろうけれど)な斜体は似合わないとあらためて思ったわけですがそれはまた別の話。そのシンプルな書体を、渋く大胆な色使い、並べられてみればこの間しかないだろうと思わせる見事な字詰めで配置。そこに真似できそうでとてもできない田中一光の世界が出現する。イラストレーションとの組合せももちろん素晴らしいのだけれど、文字が並んでいるだけでなぜここまで圧倒されるのだろうと、名作の誉れ高い「第八回産経観世能」(1961)の前に立ち尽くす。
|覧る|comments(0)|trackbacks(0)|2010/02/21 Sun.|
金曜日の夜の美術館
早川良雄―"顔"と"形状"―(2010/01/02〜02/14,東京国立近代美術館ギャラリー4)

『早川良雄 日本のデザインの黎明期の証人』(2006)所蔵作品展「近代日本の美術」の一隅にその展示はあった。その作家の名前は知らなかったが、その作品はどこかで目にしていたからというだけでないなにか馴染むものがあった。グラフィックデザインのとてもえらいひとらしい。
早川良雄(1917-2009)
戦後まもない1951年に亀倉雄策や河野鷹思、原弘、山城隆一らと日本宣伝美術会を結成。1978年には日本グラフィックデザイナー協会創設に中心となって参画、また1955年には国際グラフィックデザイナー連盟に日本人初の会員として推挙されました。ドイツやスイスのグラフィック専門誌で日本人初の作品特集が組まれ、1955年第1回毎日産業デザイン賞や1966年チェコのブルーノ・グラフィック・アートビエンナーレ展などで受賞を重ねて、早くから国内外で高い評価を獲得しました。1982年紫綬褒章、1988年勲四等旭日小綬章も受けています。[作家紹介/東京国立近代美術館]
告知ポスターにあしらわれた大胆な"顔"のモチーフに惹きつけられて金曜日の開館延長時間(1700〜2000)に滑りこむ。やわらかな華やかさの底を骨太のタッチで支える作風をゆったりと楽しみました。都心で働くサラリーマンのささやかなしあわせの時間でした。
|覧る|comments(0)|trackbacks(0)|2010/02/12 Fri.|
なぜ人は灯台に惹かれるのか
野口毅写真展「Lighthouse・II」(アユミギャラリー,2010/01/08〜13)

130年の伝統を誇る有名な「御前崎灯台」が1/150スケール(175ミリ)立体モデルにて登場建築写真が本業らしい方が趣味(?)で撮っている灯台の写真展。余計なものが削ぎ落とされたモノクロの画像ではとりわけ灯台のフォルムが際立つ。一方、レンズの縁の虹色の輝きまで捉えたカラーも美麗なり。
|覧る|comments(0)|trackbacks(0)|2010/01/10 Sun.|
ストランドビースト参上
テオ・ヤンセン展―新しい命の形―』(2009/01/17〜04/12,日比谷パティオ特設会場)

The Great Pretender
日比谷パティオ特設会場に、オランダ、イップンブルグのテオのラボより、プラスティックチューブから作り出されたストランドビースト(strandbeest オランダ語"砂浜生物"の意味)がやってきます。その骨格の様な外観と、風力を動力源として自ら歩き出す不思議なストランドビースト。[公式サイト/作品紹介]
ストランドビースト11体を展示しているのだが、その華奢で端正、枯れてざっくりとした形の美しいこと。しかも動く。会場にある作品のなかで動くのは2体だけだが、今は動かなくなったものもいくつかはビデオで存命中の姿を視ることができる。屋内展示のため、デモンストレーションの際には人力で起動するのだが、それでも全長10m以上の最新大作アニマリス・モデュラリウスがザクザクと動き出すのには息を呑む。チューブやペットボトルなどの廃材から創りあげた作品、風力エネルギーを蓄えたり風向きで方向を変えるためのメカニズムの工夫、モデュラリウスに進化するまでの習作コレクションなどに、酒ぶたを集め、めんこの隅を折ったり蝋を塗って強くしようとした男の子時代を思い出しました。
|覧る|comments(0)|trackbacks(0)|2009/03/22 Sun.|
圧倒的ななにかが現れてから消えるまで
大正の鬼才 河野通勢展』(2008/06/03〜07/21,松濤美術館)

岸田劉生が絶賛した描写力、関根正二に底知れぬ影響を与えた幻想性。大正期の画家たちに鮮烈なイメージを刻みつけた鬼才の画家・河野通勢の日記やデッサンなど1000点の資料が最近、発見された。早熟の天才画家だった河野。しかし、その才能が絵に表れたのは、わずか3年ほどしかなかった。[新日曜美術館(NHK,2008/02/17)]
ほんとうに3年だった。20歳そこそこの3年間に描いた長野の風景、宗教画、デッサンの1枚からも押し寄せてくる熱気。圧倒的ななにか。諸星大二郎の絵から受ける不安に通じるもの。それがパタとやんでしまい、たしかに巧いのだけれどという絵になり、挿絵画家として成功し、そして55年の生涯を終える。天才にしか進めない道に入り込みかけたのに、なんらかの心境の変化があって凡人の世界に戻ってきてしまったかのように感じられる。一人の画家の軌跡というか切断があざやかに浮かびあがる興味深い展覧会でした。
鳥竹―煮こごりそのあと東大駒場キャンパスまでちょっと遠征してルヴェソンヴェール駒場(目黒区駒場3)のお得なランチ800円食後のコーヒーをつけても1000円をおいしくいただき、渋谷界隈を放浪して物欲に負けたり勝ったり、仕上げに鳥竹(渋谷区道玄坂1)で食べて呑んでなかでも煮こごり500円は絶賛でありまして、そんな一日がしあわせな小市民ライフ。
|覧る|comments(0)|trackbacks(0)|2008/06/28 Sat.|
芋洗坂係長の凱旋
東京アンテナコンテナ第6回本公演『8時だヨ!全員出勤〜専務と部長と、たまたま芋洗坂係長〜』(東京芸術劇場小ホール2)

Michael Jackson「Beat It」
東京アンテナコンテナは、芋洗坂係長こと小浦一優、イジリー岡田、下平ヒロシら元劇団I-CHI-MIの3人が中心となって04年に立ち上げた"演劇お笑いテイメント集団"。5月には"芋洗坂係長"というキャラクターが誕生した作品のリメイク版『8時だヨ!全員出勤〜専務と部長と、たまたま芋洗坂係長〜』を上演する。『R-1』出場をきっかけに人気が一人歩きをはじめた感があるが、本公演はホームグラウンドといえる劇団のステージで暴れる(?)係長の雄姿が見られるチャンスだ。 [オリコン,2008/04/02]
ということで一般大衆らしく『R-1』ではまってしまった私たちは芋洗坂係長目当てで出かけた次第。『8時だヨ!全員集合』のような詰合せではなく、笑いあり歌ありダンスあり涙もありのサラリーマン喜劇でした。かなりベタな(三谷幸喜ならやらないだろう)泣かせやギャグの部分も含めて素直に楽しめました。
イジリー岡田が変化球なのにいい味を出していて舞台を引き締めていたのが意外(たいへん失礼!)。大石内蔵助とか演じてみたらおもしろそう。小浦一優こと芋洗坂係長は芝居の流れを優先したのか「BoAちゃんのあの激しい曲を確実にマスター」「ボラーレ」のネタを封印。もしかしたらアンコールでありかもと期待したけどそれはなし。まあしようがないか。でも「B定(ビート・イット)」に生で接することができたのはうれしかった。
|覧る|comments(0)|trackbacks(0)|2008/05/23 Fri.|
青ばかりではない幻想
生誕100年 東山魁夷展』(2008/03/29〜05/18東京国立近代美術館) 鶴見香織『もっと知りたい東山魁夷―生涯と作品』
「国民的画家」と評された日本画家東山魁夷(1908〜99)。今また「生誕100年」記念の回顧展「東山魁夷展」が、東京・北の丸公園の東京国立近代美術館で開かれている[朝日新聞,2008/04/30]
国民的とよばれるのも納得の混雑ぶりでしたが、その作品のもたらす静かな(だけではないのですが)印象が会場に涼風を呼びこみ落ち着いた雰囲気を醸していました。代表作とされる幾多の作品もよいのですが、ヨーロッパの町や建物を主題とする作品のどこかしら幻想味を湛えているさまが気に入りました。ルネ・マグリットのような窓、そこから別世界につながっているのでしょう。 所蔵作品展もあわせて鑑賞。黒田清輝を憤慨させた萬鐵五郎に爆笑。絵は、絵そのものを楽しむだけでなく、ゴッホがその最たるものだろうけれど、絵にまつわる物語を楽しむことができる。
|覧る|comments(0)|trackbacks(1)|2008/05/06 Tue.|
持ってきちゃいました
金刀比羅宮 書院の美(東京藝術大学大学美術館,2007/07/07〜09/09)

伊藤大輔『金刀比羅宮の美術―思いもよらぬ空間芸術』
この夏は、上野の山へシュラシュシュシュ[コピー]
というわけで、金刀比羅宮の表書院と奥書院の応挙や若冲が描いた襖絵130面をそっくり持ち込み、持ってこられない壁絵はキャノンの技術で複製して、10部屋を再現しちゃおうという発想はたいしたものだと思うし、ありがたく足を運びはしましたが……。そもそも若冲「花丸図」のある奥書院は非公開でして、最近では2004年に125年ぶりに公開されたというくらいのレアな場所なのです。それを財力にあかせて強引にトーキョーに引っ張り出してきたような感じがつきまとってあまりいい気分ではない。やはりレンゲソウは野に置いて愛でるのが正当でしょう。とは言うものの、金刀比羅宮は遠いし、非公開のレアものを手軽に鑑賞できるのはありがたいんだけどね。でも違和感もあるしと心揺れながら、その空間感に浸ってきました。
それにしても国立大学法人となり競争が激化しているからか、藝大美術館は力入りすぎていて芸大コレクション展「歌川広重《名所江戸百景》のすべて」も同時開催。これがまた充実の内容でありまして、また別の機会にじっくり鑑賞させていただきたい。
|覧る|comments(0)|trackbacks(0)|2007/09/05 Wed.|
<< | 2/4PAGES | >>